アイドル|欅坂46は、なぜ48グループ・乃木坂46に興味が無かった人をも魅了するのか
私は現在25歳のOLですが、小学生のころから女性アイドルがとても好きでした。
モーニング娘。やPerfume、ももクロ、エビ中、でんぱ組.inc、ゆるめるモ…さまざまなアイドルのファンとなり応援してきた、いわばDD(誰でも大好き)な私ですが、1つだけ通ってこなかった道がありました。
それが、48グループ・乃木坂46です。
48グループや乃木坂46と言えば、近年のアイドルの中では群を抜いて人気なのですが、なぜか私の心には響かず、ハマることはありませんでした。
しかし、そんな48グループ・乃木坂46とは無縁だった私をも魅了したグループがあります。
それが「欅坂46」です。
今まで48グループ・乃木坂46には興味が無かったのに、なぜ欅坂46にはハマってしまったのか?
自分でも理由がわからなかったのですが、先日欅坂46のお姉さんグループである乃木坂46のドキュメンタリー映画を見て、自分が欅坂46にハマった理由を見出すことができました。
私以外にも、もともと48グループ・乃木坂46には興味がなかった人で欅坂46にだけはハマったという人は多いようです。
欅坂46にしか無い魅力とは何なのか?私なりに考察してみた結果をお話ししましょう。
①今までの48グループや乃木坂46には無かった、チーム感
今までの48グループや乃木坂46には、選抜制が付きものでした。
乃木坂46のドキュメンタリー映画を見ても、1期生お披露目の時点で「暫定選抜」という16人のチームが作られていたことが分かります。
このような選抜制は、AKB48や乃木坂46という1つ1つのグループではあるものの、グループとして団結しているというよりは、グループ内でも個人戦での争いがあるようなイメージにつながっていました。
しかし、欅坂46はデビューシングル以降、3枚連続で「全員選抜」を続けています。また、振付師のTAKAHIRO先生による、21人全員でしか成しえないようなダンスも魅力的です。
欅坂46には、他の48グループや乃木坂46にはない「21人でこの世界を戦い抜いていく」という団結感・チーム力が伺えます。
48グループや乃木坂46以外の大所帯ではないアイドルグループは、この団結感を売りにしているグループも多くあります。ももクロは「あの5人でないとももクロではない」とか、でんぱ組も「あの6人じゃないと成り立たない」なんてことがよく言われます。
そのような団結感のあるグループであるということが、今までの48グループや乃木坂46とは違った欅坂46ならではの魅力に繋がっているのでは?と私は考えます。
②今のところ、48グループや乃木坂46にありがちだった「残酷な企画」が無い
48グループや乃木坂46に私がハマらなかった理由の1つとして、残酷性の高い企画がたびたび行われることへの抵抗感がありました。
乃木坂46で言えば、ドキュメンタリー映画でも取り上げられていた「16人のプリンシパル」公演がその1つです。
第1幕でメンバーのオーディションを行い、観客が良いと思ったメンバーに投票、投票結果を受けて配役が行われ、第2幕ではその配役によって舞台が上演されるというものでした。
自分がその日選ばれた役に対応できるように、全ての役のすべてのセリフや動きを暗記しておかなければならないという負担に加え、人気投票が連日行われるという精神的苦痛。映画でも、この公演によって悩み苦しむメンバーの様子が映し出されていました。
私個人の意見ですが、グループとして成長させていくために必要な負担ならそれは負うべきだと思いますが、こういった「わざわざアイドルを傷つける企画」というのはどうかと思ってしまうし、従来の48グループや乃木坂46にはそういった残酷な企画というのが多すぎたと思っています。
しかし、欅坂46の場合、今のところこういった残酷な企画というのは特にありません。
仕事が忙しすぎるという負担はありますが、それは必要な負担であって「わざわざ傷つけられている」わけではないでしょう。
必要性もわからない残酷な企画があると、ファンとしても安心して“推せない”というのがありますが、欅坂46の場合は安心して応援に専念できるのが魅力だと感じています。
③48グループや乃木坂46に興味が無い人にもアピールできるような動き方
48グループや乃木坂46とは違って、欅坂46は所謂「サブカル層」をもターゲットにした動き方ができていると思います。私も「サブカル層」アイドルのファンだったので、これをひしひしと感じています。
例えば、年末のCOUNT DOWN JAPAN16/17への出演です。国内最大級のロックフェスとして多くの若者が集うフェスですが、今まで48グループや乃木坂46が出演したことはありませんでした。しかし、欅坂46はここに出演しました。彼女たちの楽曲で、ロック性のあるものも多いことも強みの1つでしょう。
さらに、サブカル層に人気を誇る雑誌QUICK JAPANの表紙も飾っています。
このようなアプローチの仕方で、今まで48グループや乃木坂46に興味が無かった人にも目にとまるようにしているのではないでしょうか。
いかがでしたか。
①~③は私の持論ですが、欅坂46は今までの48グループや乃木坂46とは少しカラーの違うグループだということがお分かりいただけたと思います。
グループとして急成長を続ける欅坂46。今後も応援し続けていきます!